チョンマゲが数年かけて遊んでもなお底が見えない、DT-03!ラジコンシャーシの中で愛してやまないTAMIYAから発売されているDT-03の紹介とまとめのブログでござる。このブログを読めば、DT-03の魅力がすべてわかるでござるよ!
他のページと重複している内容もありますが、ここでチョンマゲが学んだDT-03のすべてをまとめてますので、DT-03って何や興味がある方に向けて、他の方のご意見なども今までの研究と経験の成果をまとめてあります。
ここは別の考えだとか、まだまだあるよって方は是非コメント欄に記載してもらえればありがたき幸せにござる!
タミヤDT-03とは?
まずはこれをみるべしにござるよ!
気持ちがあたたまったところであらためて・・・
カテゴリ(種類)は2輪駆動(2WD)のラジコンバギー!
DT-「03」ということで、DTシリーズの3番目のマシンになります。DT-01、DT-02から改良を重ねて、進化した最新シャーシになります。
タミヤから80年代に発売されていたRCバギー「マイティフロッグ」をご存知でしょうか?そのコミカルな見た目と当時の最先端の技術でバギー人気の火付け役となった名機です。
現在、このマイティフロッグは復刻版としても発売されています。
このマイティフロッグの愛らしくもクールな見た目を踏襲した形で、DT-03ネオマイティフロッグとして、タミヤの2駆バギーのエントリーモデルとして発売されました。
DT-03の特徴
- 軽量で強度の高いモノコックフレーム(船のボートみたいな形状で丈夫)
- ホイールベースが287mmと長く、安定走行を実現
- オフロード(悪路)を走る為に、4輪フリクションダンパーを装備
- オフロード(悪路)を走る為に、4輪独立ダブルウィッシュボーン
- ギアボックスがリアエンドにあるのでリアトラクションが強い
- シンプルなシャーシ構造
DT-03が初心者にオススメの理由
オフロード車なので走る場所を選ばない
近くにオンロードのラジコンサーキットやそれに準じる場所がある方は、ツーリングマシンのチョイスでも問題ありませんが、多くは広い公園や空き地などでまずラジコンを走らせて楽しむことをイメージされているのでないでしょうか?
DT-03はオフロードマシンなので、少々の悪路であれば問題なく走れるシャーシの設計になってます。砂やほこりが入ったらメンテナンスに骨を折る「ギアボックス」が密閉式になっていたり、ボート型のモノコックフレームで砂や小石が入りにくい形状になっていいます。
家の庭や、道端、公園での散歩やキャンプなどはもちろん、今後本格的なサーキットでデビューもできて、走る場所を選ばない最強マシンのひとつです。
あ!岩場だけはきびしいでござるよ!
2駆動バギーなのでラジコン上達にもってこい
ラジコンに求めるものや、いろいろな考え方がありますが、4駆バギーだとはっきり言って操作も楽で、フルスピードで何も考えなくてもマシンをぶん回すこともできます。
それに比べて、2駆バギーとなると話は別です。コーナリングでの微妙なスロットル(アクセル)ワークを駆使しないと、リアが滑ってしまってキレイに曲がることができません。
ですが、この操作の習得こそラジコンの基本で、気持ちよく走れるスロットル操作を習得することで、将来ツーリングマシン、ハイエンドマシンや4輪マシンで遊ぶことになったときに楽に感じる、もしくは、習得が早くなる可能性が高まります。
価格が1万円を切っている(コスパが良い)
エントリーモデルではあるものの、ミドルエンドマシン以上のポテンシャルを秘めたシャーシであるにも関わらず、実売価格が1万円を切っているのが大きな魅力です。
当然、高いお金を出せばより高性能のマシンを手に入れることはできますが、この値段での遊ばせ方の幅を考えるとこれ以上、費用対効果の高いマシンは他にあまりありません。
これは、ひいき目ではなくラジコンエキスパート(上級者やプロ)の皆さんも「よく走る」と口をそろえて言ってます。
構造がシンプルなので丈夫かつメンテナンスが楽
2駆バギーなので、複雑なギア駆動部分がリアに1つしかないことと、モノコックフレームで構造を極限までシンプルにした設計になってます。「エントリーモデル」であるがゆえに、初心者の人が扱うものという前提で、壊れにくいように丈夫な構造に設計したタミヤさんの情熱と精密魂の努力が垣間見れる素晴らしいシャーシになってます。
もちろん、丈夫とはいっても、無茶をしたら壊れることは当然あるのですが、ここも構造がシンプルなので、パーツの変更やメンテナンスも楽で一番良い状態をキープしやすいの特徴です。
オプションパーツも豊富でチューンナップで進化
オプションパーツの装着でミドルエンドマシン並みかそれ以上のマシンへの挑戦に向けたチューンナップが可能になってます。
ラジコンエキスパート(上級者・プロ)の方々が、全日本クラスに出場を目指すぞ!なんて、素晴らしいチャレンジをされていたりするシャーシである!といえばそのポテンシャルをなんとなく理解できるかと思います。
DT-03ちょっとやってみよう!と思った方はこちらの記事へ
DT-02/DT-03比較表
※価格は2020.12現在
DT-02 | DT-03 | |
定価 (税込) |
バージョンやパーツ違いで
¥8,580〜¥21,780 (12種類) |
バージョンやパーツ違いで
¥9,900〜¥11,880 (3種類) |
コーナ リング
|
曲がり初めクイックによく反応して、クイックなターンが得意 | アンダー(大回り)傾向なので、マイルドになるので、効率的なライン取りが必要 |
直進性
|
コーナーから抜けてからの直進性がやや不安定 | コーナを抜けてからの直進性は安定している |
得意な コース
|
狭く、テクニカルなコースではきびきびとよく動く | 広く、直線が多いコースでは安定した走行が可能 |
DT-01・DT-02はこちらにまとめてます!これも熱い!
ラジコン界のエバンジェリスト、ガガハシ殿もおすすめしているでござるよ!ここで書いていることこのご意見とその答え合わせできたこと含めて記載しているでござるよ!
DT-03シャーシは3種類
DT-03シャーシはボディの違いで2種類、パーツの違いで1種類の合計3種類のラインナップで発売されています。また、ネオマイティフロッグや、レーシングファイターは、ボディの色などが違った限定モデル(エディション)が発売されているので、個性を出すこともできます。
DT-03 ネオマイティフロッグ
初代DT-03のシャーシになってます。シャープな曲線ボディの形状が特徴です。元となっているマイティフロッグに愛着のあるユーザーにはたまらないモデルになってます。
ネオマイティフロッグの特徴
- 前輪はワイドグルーブドタイヤ、後輪はスクエアスパイクタイヤが標準装備
- 限定版:グリーンメタリック
- トレッド幅:フロント222mm/リヤ208mm
DT-03 レーシングファイター
ネオマイティフロッグとの違いは、ボディとタイヤです。大きな特徴はやはりボディ、スパルタンで往年のバギーカーを彷彿とさせる形状が人気のモデルです。
レーシングファイターの特徴
- 前輪が方向性に優れるトリプルリブパターン、後輪はスクエアスパイク
- 限定版:ブラックエディション/クロームメタリック
- トレッド幅:フロント222mm/リヤ208mm
DT-03T アクロショット
DT-03Tの最後のTはおそらくトラックで見た目の通り、レーシングトラックバギーの形状になっています。トレッド幅(車幅)が他の2種類と比べて長いのでよりダイナミックな走行が楽しめます。
アクロショットの特徴
- 前後共にラジアルタイヤ
- トレッド幅フロント251mm、リヤ243mm
結局どれがいいの?となるでござるが、答えは「好み」でOKでござる。後から、ボディやタイヤをなど買い足せばどれにでも変身できるでござるよ!
DT-03の弱点
アンダーステア傾向
安定走行とリアのトラクションを稼ぐために、ホイールベースが長めかつ「ギアボックス」がリアのさらに後ろに装着されていることで、シャーシ重心がかなり後方になっているので「ハイグリップ路面」においてはアンダーステア(大回り)傾向が強いマシンとなってます。
なので、高速でのコーナリングでインを他のマシンとられてしまって大幅なロスに繋がります。
普通の悪路や砂地の低いグリップ路面で走る分には、逆に安定的な走行が比較的できるマシンではありますが、アスファルトやカーペットなどのハイグリップ路面の場合には顕著にこの傾向が出てしまうシャーシになってます。
フロントに重り(ウェイト)を載せる、オイルダンパーを調整する、ボールデフ、スタビライザー、ターンバックルでトー角やキャンバー角の調整などである程度は解消することはできますが、全日本などにレースに出場するのであれば、旋回性に課題が残るとのことです。
それを、解消するためになんとDT-03をミッドシップ(モーターの搭載位置をかえる)で、それを克服するチャレンジが進んでいます。詳細は後述
ただ、ここまでくるとラジコン上級者の「漢のロマン」の追求の領域なので、初級者の方は、この弱点をそれほど感じないかもしれません。
ブラシレスモーターなら13.5Tが上限⁉
他、弱点になるかどうか?というところではありますが、あくまでエントリーモデルのシャーシではあるので、ハイパワーなパワーソースで安定的に走行できる構造ではありません。
ブラシレスモーターであれば、17.5Tを推奨されている方が多いです。どんなにパワーをあげても13.5Tあたりまでが常識の範囲で限界のようです。もちろん、それ以上のモーターも搭載できなくはありませんが、じゃじゃ馬となって、性能限界を突破して、制御不能もしくは、衝突での故障のリスクが高まります。
その理由は、ハイエンドマシンには標準的に搭載されているトラクションをいい感じに逃して加速する、「スリッパーギア」がないことが大きな理由になります。
タミヤ殿!DT-03用のスリッパーギア発売してほしいでござる笑
逆に初級者の方だと・・・リアが滑る⁉
公園のグランドなどの砂地の多いところで走らせることが多いので、リアがすべってくるくると回ってしまって難しい!という方が比較的多いと思います。その際はノーマルのピンスパイクタイヤがおすすめではあります。
いずれにせよこれは、DT-03の弱点というより2駆バギー共通の悩みとなります。逆にその操作をうまく制御・習得することにラジコン上達と楽しみがあることは事実です。
とはいっても、いきなりできるかというとなかなか難しいので、それを手っ取り早く解消するには、ドリフトラジコンではおなじみの「ジャイロ」の搭載がおすすめです。
チョンマゲはジャイロ搭載で翼を授かった心持ちでござったよ!
ジャイロとは、自動でステアリングのカウンターを当ててくれるの車体がまっすぐになるように調整してくれるメカです。詳細は以下のブログを読んでみてください。
DT-03オプションパーツ
DT-03走行性能向上の為の必須のオプションパーツ
ここでは、初心者の方や、初めてDT-03で遊んでみたいと思った方へ、ごくごく基本となるオプションパーツの紹介をします。DT-03を一歩上のマシンにするために必要最低限のパーツです。初心者の方も、組立てする際は初めから装着しておいた方よいものになります。
以下は、XB(エキスパートビルド)組立済みではなくて、自分で組み立てて走らせる方向けのパーツになってます。
XB:すべてがオールインワンになって、充電すればすぐ走らせることができるセット
ベアリング
車軸に装着。燃費向上と最高速度が格段にあがる改造の基本の基本。組立時からつけておかないとあとからつけるのはかなり面倒。
ラバーシールの方がやや高いですが、砂やほこりが入りくく劣化への耐性が強いです。
CVA(オイル)ダンパー
ノーマルはフリクションダンパー(ばねのみ)ですが、オイルダンパーにするとなめらかな駆動になり、コーナリングや悪路での踏ん張りが格段にかわります。一旦は、一番低単価のCVAダンパーの装着がおすすめです。
軽量ギアシャフト
スパーギアの軸になるものです。ノーマルは中身が詰まっていますが、これは円筒になっている分軽く、モーターの負荷の軽減と回転スピードのアップが見込めます。
サーボ
一旦は、安価なこれでよいかと思います。
合わせてサーボセイバーもつけて強化しておく方がよいです。
このサーボは高いですが、良いものを付けておくと上達が早いです。また、他のマシンにも将来的につかえるものなので、もって置くと吉です。
そこまでは!という方はこれで十分です!一番お勧め。きちんと反応させたい!かつ予算に余裕があれば
プロポ
タミヤ純正のエントリープロポは本当に最低限の機能しかついていないので、正直オススメはできません。少し高いですが、今後、遊んでいくことを考えると、プロポメーカーのSANWAやFUTABAからでているエントリーモデルのプロポが圧倒的におすすめです。デジタルで最低限のこまかな設定ができます。
SANWA MX-6
FUTABA 3PV
ESC
一旦はこれで十分です。
ただし、こちらは、安くて大人気ですが、ロットによっては初期不良で、低速しかでないバグが発生する可能性があります。私が買ったやつはハズレがありました。
このKOのアンプが動作も安定していて間違いないです。
ジーフォースからでている、アンプとモーターのセットもおすすめです。
モーター
ノーマルで封入されている540モーターで遊びつくすでよいと思いますが、もう少しスピードをあげたいということであれば、ブラシモーターであれば、トルクチューンモーターかスポーツチューンモーターあたりでスピードUPを体感できると思います。
バッテリー&充電器
比較的、大容量でコスパがおすすめ。
その他オプションパーツ
その他、ブラスレスモーターやリポバッテリーでパワーソースを強化するものや、さらなる高みを目指す方に、必要に応じたオプションパーツのほぼすべてを以下の記事で紹介しています。
DT-03の改造
DT-03 ボディ乗せ換え
これは、走行性能の向上の目的ではなく、スケールモデルとしてのラジコンを楽しむための改造例です。ワーゲンビートルボディに魅了されているので、主にビートルボディ(ブリッツァービートル)の装着方法を紹介しています。情熱があればどんなボディでも極論装着可能です!
DT-03/DT-02 前輪の六角ハブ化
ノーマルの状態では、前輪(フロント)が六角ハブではないので、装着できるホイールとタイヤが限定されるので、前輪を六角ハブにする改造の一例です。他のマシンでつかっているタイヤなどが簡単に装着できるようになります。
前輪を六角ハブにすると、前後BIGタイヤをつける改造も!
DT-03 ミッドシップ化
前述のDT-03の弱点、ハイグリップでのアンダーステア(大回り)傾向を解消する最大の改造になります。自作パーツでも可能かもしれませんが、魁プロジェクトファクトリーさんから発売されているパーツを装着すると確実です。
DT-03ギア比変更
ハイエンドマシン並みのギア比にする改造方法を紹介しています。
DT-03 魔改造(キャタピラ)
なんのメリットがあるの?という質問を一切受け付けない改造です。単にリアをキャタピラにしたらおもしろいんじゃないかという動機だけの改造です。
DT-03 ハイエンドボディ装着!
さらにTDpaintに依頼し制作していただきました。
ボディ塗装が苦手な人はあえてクリアボディとか?
DT-03をハイエンド化紹介動画
DT-03での楽しみ方
DT-03 チームチョンマゲYOUTUBE動画集
DT-03でのレースや改造たくさんの遊び方の紹介しています。
DT-03のレースイベント
いままで、紹介したDT-03の特徴や魅力から、友達や仲間におすすめしやすいシャーシであるがゆえに、たくさんのイベントを主催・共催・開催がされています。
コロナのせいで延期になったものもござる・・・291567!
DTシリーズの伝説の草レースイベント!
定期的にDT-03のレースイベントが開催しているでござるよ!
DT-03最高でござる!
レーシングファイター購入、モーター27T,ベアリング、ギヤ交換しましたが動画見たいに、それほど速くなりません。何を変えれば速くなりますか?
モーターが27Tではなく17.5Tでござる。もしくは13.5Tにすればよいかもしれないでござります。
こんばんは。初めてコメントさせて頂きます。
このサイトに感化されて、DT-03レーシングファイターを購入しました。最後にラジコンバギーを買ったのが30年近く前のブーメランでした。
先日、自宅近くの空き地でシェイクダウンしてきました。ポン付できるオプションは出来るだけつけていますが、ホントによく走りました。2駆バギーがこんなに楽しいとは思いませんでした。
普段ミニッツのサーキットに行っているためか、ノーマルの540モーターのスピードに若干物足りなさを感じます。気持ち、スピードを上げたいのですが、おすすめのブラシレスモーターはございますでしょうか?ジーフォースのNeo Fast 17.5Tがちょうど良いのかなと想像しております。
よろしくお願い致します。
うーちゃんさん殿
コメントありがたき幸せにござる。
G-Force 17.5Tのコンボはまさにオススメでござりますよ。ナイスチョイス!その次に13.5T、このあたりまでが、DT-03の限界かなと思います。その次はもうハイエンドですね笑
ちょんまげ様
アドバイスありがとうございました。また、御礼が遅くなり申し訳ありません。
G-FORCEの13.5Tを買いました。ほぼ毎日(毎晩)DT-03で走らせては弄って楽しんでおります。手を加えれば加えるほど、良くなるのでDT-03が楽しくて堪りません。
ありがとうございました。
ご参考になったとのこと、ラジコン侍冥利につきます。ご連絡ありがとうございました。
はじめまして。
ネオマイティブロックですが、そもそも車高が低い感じがしますが、ノーマル状態で、サスペンションがフルボトムすると、シャーシがもろに底着してしまうのは、仕様ですか?
Yo4aki殿
コメントありがたき幸せ。
結論からいうと、仕様でござる。
その際は、ハイジャンプからの着地の場合となりそうでござるが、気になるようであればCVAダンパーなどで走行に、あわせたチューンナップも良いかもしれないでござる。
早速のご返信ありがとうございます。作り方間違いなのか?と思い、色々調べて、こちらへ辿り着きコメントさせて頂きました。仕様とのこと、確認出来てホッとしました。そんなにフルボトムするシチュエーションはないかと思いますが、気にし過ぎですかね(笑)設計上微妙な気もしますが、色々参考にさせて頂き、楽しんでいこうと思います。ありがとうございました!