前回までのあらすじ
一人でラジコンを始めた私は、TとPという二人のラジコンメイトと、タミヤCC-01でレースをするまでになったが、、、「もうすこし仲間が欲しい」その欲求が芽生えてきた・・・
ラジコンはじめるからの「PART1」からはこちら↓
ところで、PART4までやってきたこの「ラジコンドキュメント」ですが、たまたま読んで頂いた人のRCテンションが少しでも上がってRC-PLAY-LIFEの足しになればいいなと思い駄文で恐縮ですがしたためています。
ラジコントークでビジネスも円滑に!?
さて、
みなさまはラポールだとかアイスブレイクという言葉をご存知だろうか?
「ラポール」
言語学,心理学用語。主として2人の人の間にある相互信頼の関係。すなわち,「心が通い合っている」「どんなことでも打明けられる」「言ったことが十分に理解される」と感じられる関係。
「アイスブレイク」
初対面の者同士が出会うシーンで、緊張した硬い雰囲気を解きほぐすための手法です。緊張感を氷に例えて、それを打ち破る、溶かすという意味
私は仕事などの会議の場において、この二つをかなり大切にしている。
お互い構えていては建設的な議論になりにくいので、開襟して会話して最短でゴールを得る為にとても大切だと考えているからだ。
全くラジコンの話とは関係ないようだが、前回ラジコンチームメイトのTとPとさらに仲間を増やすこと決めてから、
私はそのラポールを構築するためにラジコントーク全開で展開するようになった。
会議室に入ると、自分が話者であろうがなからろうが、目上の人や、まったく興味がなさそうな女子がいようがいなかろうが、プロジェクターにPCをつなぎ…
とりあえず、これを見てくれとラジコン走行のYOUTUBE動画を放映することにした。
実際に会社の会議室で放映した第1回大会のラジコン動画
ラジコンはじめたんですよ!
めちゃくちゃ面白いっすよ!
一緒にやりません?やりません?
ラジコン部にしたいんで、人が足らないんですよ!
私が所属する会社は、部活動制度なるものがあり、5人以上で申請するとクォーター(四半期)で、一人当たり5,000円の活動費が福利厚生費として支給されるナイスな会社だったので、使わない手はない。
もう、それ見たからいいって
などの反感、
お、おぉ…まあがんばれよ
的な生暖かい感じや、
時間もったいないんで早く、会議しません?
的な拒絶をも・・・
一切無視!
ただ、熱っぽく、自然となってしまうキラキラした目で、ラジコンの楽しさ、面白さ、タミヤやスターの意味の奥深さなどを諦めることなく毎回熱弁した。
楽しいことを話すだけなので、そこに苦労はなかった。
すると…ひとり、ふたり…
おもしろそうですね!
おお、昔ちょっとやってた、いいね!
入る入る!
と声がかかりはじめた。
「継続は力なり…コツコツは勝つコツ」
ラジコンブームがやってきた!
中には、仕事でキーマンとされる人材や、若手で有望だと言われている後輩、リーダーシップ満点の先輩などが賛同をしはじめた。
それも使わない手はない。いつものラポールに加えて、
○○さんや、○○くんも入部するってよ!
それによって、ラジコンブームに乗り遅れていいの?的なニュアンスも加えていく。
すると、おまえ…多分、絶対ラジコン興味ないやろ…ってやつも
○○さんやるんなら、僕もやりますっ!
じゃ、僕も…
的なナイスサラリーマンが入部希望を申し出てきた
え?ラジコン?みんなで遊ぶの楽しそう!
的なちょっと違うけどパリピモチベーションのやつなど
多分ラジコンは人生においてさほど関係ない人材まで手をあげはじめた
入部の動機は問わない!
なぜなら、一度ラジコンしてしまえば、ラジコン脳で沼にハマるから
めんそーれ!RCワールド!
というこで、入部が決まるやいなやラジコン購入秋葉原ツアーを組んでひとりひとり確実に部員にしていく。
当然ドヤ顔で、CC-01のパーツやメカ類、ボディは好きなのつけれるぜ!
的なかなり浅くてやや間違った知識を秋葉原チャンプや、スーパーラジコンの店内で大声で話していたと思う(恥)
「CC-01購入の義」としてラジコン購入記念写真
あと2、3人集まれば会社規定の部にもなるし、レースも1人はマーシャル(倒れたラジコン起こす係)ができるだろうからそれくらいかな…と思っていたら、わずか数ヶ月でなんと9名のご新規様。
それから、皆はそれぞれ思い思いの「俺のラジコン」を作っていった。
ラジコンブームで巻き起こったチームメイトのCC-01ボディカスタマイズ紹介
とにかく黒光りのFJクルーザー
レトロ感がたまらないブロンコ
悪者感溢れるランドクルーザー
背景の和と組み合わせもあたらしいアルファロメロMiTo
この組み合わせも逆にかっこいいポルシェ!
上の黒とポルシェを真似してよくわからんようになったポルシェ
まじで?インプレッサのボディつけんの?と話題に
CC-02(G500)の発売を予言してたかのようにG500のボディ
皆が、心を少年にして思い思いのボディを装着していった。全員が完全にラジコン脳でシンクロした至福のひとときだったことは想像に容易いだろう。
そして、第3回RCカーグランプリへ・・・
形から入りたいので優勝トロフィーも部費で制作
みながみなテンションマックスで大会に備えた。
しかし・・・ひとつ大きな課題にぶつかった。
この人数になってしまっては、もう公園の隅っこでやるレベルではなくなった・・・
これは日本の多くのラジコン野郎全員の悩みでもあり、永遠のテーマである課題・・・
場所がない・・・
日夜、メンバー全員で場所探しがはじまった。
あの公園は?あの広場は?
電話したら断られた
の繰り返しだった。サーキットはもちろん貸切はできないし、常連さんにまざってズブの素人集団がレースするなんてももっての他だし、そもそも誰もサーキットなんか行ったこともなかった。
砂浜でやろう
!!!それいいね!!!
全員の気持ちが一つになった瞬間だった。日時も冬ということもあって、コアなサーファーがいるかいないかで海水浴客もいないことから砂浜で決まった。
砂浜でやると決まったことで、私はタイヤに秘密兵器を仕込むことにした。
さて、話を戻すと、
千葉の外房に詳しい仲間がいたので、東浪見海岸で実施することになった。
コースも当日自分たちで作ることにしたので朝早かった。天気もラジコン日和で移動中ワクワクがとまらなかった。
自分たちでコースを作る様子
できあがったコース
流木を利用して、かなりシャレオツなコースが出来上がったものの、満潮が読めなくて沈没するのでは?とハラハラドキドキしながらレースを開始
可愛い女子はいないが、まるで「アオハル」状態
ローカルレギュレーションとルール
■レースレギュレーション
シャーシ:CC-01 モーター:540RS-SPORTTUNEDモーター以下のスペック
■ルール
今みても独特なルールだが、ラジコン大会のレースがわからなかったので、みんなでMTGを開きルールを設計。はじめの予選レースのタイムアタックでお披露目兼公開処刑的な感じで一人で走り、べべがこの大会の運営がかなり大変だったこともあったので、次回大会の幹事とすることにした。
当日のレース動画
TEAM CHONMAGEの動画で初めて再生回数が半端なく伸びてくれた、いろんな意味で感慨深い動画だ。
顔は隠してますが、みな半端ない笑顔。
そして、パドルタイヤを自作してまで大会に挑んだ私は・・・
見事優勝!こんな嬉しかったことは過去探してもあまりない。
部活動の様子は社内報でも広報された。
というわけで、これだけの仲間ががあつまって、手作り感あふれるラジコン大会が無事終了し、ラジコン大会でレースに勝つという遊び方の型ができてきた。ただ、運営をスムーズに継続的に行っていくうえで様々な課題がでてきた。
次回
CC-01でレースをすることの限界とやっぱり場所がない!的なものをテーマに!書く予定です。