タミヤ(TAMIYA)のオフロードラジコンとして絶大な人気を誇り、長年愛され続けている名車「ランチボックス」。


この度、そのランチボックスに待望の進化モデルとなる「ランチボックスEVO.(エボ)」が登場することが明らかになりました。
タミヤ社内では「ランエボ」と呼ぶと他の実車と被ってしまうため、「エボックス」というユニークな愛称が付けられているとか(笑)
発売日:2025年7月
価格:24,200円(税込)

一見するといつもの可愛らしいランチボックスの姿をしていますが、その中身はタミヤの設計者の並々ならぬこだわりが詰め込まれた「全くの別物」と言えるほどの驚くべき進化を遂げています。
本記事では、RCカーファン必見の「ランチボックスEVO.(エボ)」の革新的な変更点や魅力について、詳しく解説していきます。
動画で挙動含めて見たい方はこちら
タミヤRC代表!パイセンRCこと「前住諭さん」が徹底解説してくれています。
外観とボディマウントの進化
低重心化と耐久性の向上
パッと見た印象は従来のランチボックスとほぼ同じで、ボディカラーも基本的には変わらないように見えます。整形色は「黄色」となっているので、基本は塗装なしでも箱絵通りの仕上がりを楽しむことができます。
このマシンの細部をよく観察すると、窓枠部分がしっかりと色分けして塗装されており、サイドの「バネッサちゃん」のデカール周辺に描かれた稲妻の波模様が増加しているなど、細やかなアップデートが施されています。
そして、よく見ると「ランチボックスミニ」に載っています!

そして、外観上の最大の変更点がボディの取り付け方法の変更です。従来のランチボックスはボディピンで固定していましたが、今回のエボではグラスホッパーのような**ビス留め(4箇所)**へと変更されました。
ランチボックスは激しいアクションや無茶な走行をするとボディマウントが折れやすいという弱点がありましたが、ビス留めにすることでそのダメージを極力排除し、ボディピン着脱による塗装剥がれも防いでいます。

さらに、シャーシ側の取り付け位置が低くなったことで、ボディの前側が約1cm低くマウントされるようになりました。
ビス止めにしたことによってトレードオフになるのは、取り外しの手軽さですがこれにより、従来の愛らしいフォルムを保ちつつも、より低重心でスタイリッシュな外観を実現しています。
ランチボックスEVO.(エボ)フロント周りの劇的進化
ワイパー式ステアリングとCハブの採用
走行性能に直結するフロントサスペンションの構造は、まさに劇的な進化を遂げています。まず、車体を補強するためのバーが追加され、ステアリングサーボの取り付けがダイレクト方式から、新設計のワイパー式へと変更されました。

さらに、これまでの「サスアームからナックルまでの一体型樹脂パーツ」が廃止され、サスアームとCハブが独立した構造へと進化し、新たにアッパーアームが追加されています。この変更により、キャンバー角の調整が可能になっただけでなく、サスペンションがストロークした際のキャンバー変化やバンプインが激減しました。

これまでのランチボックス特有の「ステアリング操作が難しく、変な挙動で転びやすい」というじゃじゃ馬な面も魅力の一つでしたが、エボではジャンプ着地後の姿勢が非常に安定し、思い通りに曲がれるように改善されています。
初心者でもどこでも扱いやすく、プロフェッショナルなRCカーの動きを体験できる、非常に運転しやすいマシンに仕上がっています。

オプションのハイトルクサーボセーバーをつけてさらにサーボ保護&強化は定番カスタムです。
ランチボックスEVO.(エボ)リア周りの革新
スタビライザー搭載で実現した「3D」サスペンション
リア周りも、タミヤの過去と現代の技術が融合した革新的な見直しが行われています。まず、ホイールベースが従来よりも1cm延長され、直進安定性が向上しました。

そして最大の目玉とも言えるのが、なんとスタビライザーの標準搭載です。これまでのギアボックス自体は継承しつつも、リンクさせる機構が一新されました。ギアボックスの左右にスタビライザーを接続し、さらにセンター部分にもう1つ軸を追加することで、リアサスペンションが上下だけでなく「3Dに滑らかに動く」画期的なシステムが採用されています。
従来の単純な縦の動きとは次元が違う追従性を発揮し、あらゆる路面状況に対応可能です。
この辺りはこちらの動画を見ていただいた方が早いです。

ランチボックスEVO.(エボ)「六角ハブ」
足回りの装備も非常に充実しており、CVAオイルダンパーとフルベアリングが標準装備されています。また、フロントにCハブを採用した恩恵により、トレッド(車幅)が従来よりも少し広くなっており、走行時の安定感がさらに増しています。
さらに、フルボールベアリング付きなので追加のオプション購入がいらないのは嬉しいポイント
さらに、ラジコンファンの夢を広げる特別なオプションパーツとして、リア用に加えて、フロント用の六角ハブパーツが用意されている点も大きなトピックです。
この六角ハブにベアリングを組み込むことで、デュアルブロックタイヤなど、様々な六角ハブ用のオンロード/オフロードタイヤがフロントに装着可能になります。これにより、走行シチュエーションに合わせたタイヤ選びができ、遊びの幅が無限大に広がります。

ランチボックスEVO.(エボ)発売時期と価格
1980年代の重いバッテリーを搭載して走るように設計された従来のランチボックスから、現代の軽いバッテリーやブラシレスモーターの搭載にも対応し、サーキット走行をも視野に入れるほど進化した「ランチボックスEVO.(エボ)」アウトドアやラリーなど、様々なロケーションで最高のパフォーマンスを発揮してくれること間違いなしです。
気になる発売時期は、
7月中旬から下旬の夏休み前を予定しているとのことです
価格は、
24,200円(税込)
初心者からベテランまで、すべての人をワクワクさせる新しい「エボックス」ことランチボックスEVO。発売されたらぜひゲットして、新たなランチボックスライフを存分に楽しんじゃいましょう!
走行性能向上により、上級者へ迫るドライビングが可能に!
【保存版】ランチボックスEVO オプションパーツ
新型シャーシとして大きな注目を集めるタミヤの「ランチボックスEVO」。
ノーマル状態でも非常によく走るコミカルで楽しいマシンですが、適切なオプションパーツを組み込むことで、さらに走行性能を磨き上げることができます。
将来のタミグラ(タミヤグランプリ)を見据えて構築した「ランチボックスEVO 」のパーツ構成と、走行特性を劇変させるセッティングノウハウを分かりやすく整理しました!
駆動系・パワーソース関連
タミヤ スーパーストックモーター VZ
将来的にタミグラのランチボックスクラスでEVOが使用可能になることを見据えたチョイス。実際のレース指定は「ライトチューンモーター2」になる見込みですが、テストとしてあえてパワーのある「VZモーター」を搭載しています。ハイパワーな状態で足回りをテストしておくことで、セッティングの方向性やマシンの許容範囲を明確に見極めることができます。何より「見た目が最高に引き締まってかっこいい」のも選定理由です。
TRF ラバーシールドベアリング
ギヤボックスなどの軸受け(駆動系)のメインとして採用。ノーマルベアリングに比べて大幅に駆動が軽くなり、転がり性能と加速の鋭さが向上します。マシンの基本ポテンシャルを底上げする最重要パーツなので、組み立て段階で最初に入れておきたい必須アイテムです。
タミヤ ブラシレス ESC 04SR
スピードコントローラー(ESC)にはタミヤ純正の「04SR」を使用。高出力なモーターもしっかりと、破綻なく緻密に制御します。
サスペンション・足回り関連
CC-02用 アルミダンパー
前後の足回りに高級感のあるアルミオイルダンパーを採用。ノーマルに比べてやや細身のシリンダーです。そのまま組むと全長が長すぎるため、CC-02用ダンパーに付属しているインナースペーサーを内部に仕込み、ダンパー長を制限。特にフロントはノーマルの長さに合わせて短く調整しています。
【ダンパーセッティング詳細】
- オイル:前後とも「400番」を使用。
- ピストン仕様:付属のダイヤフラムの上に、青いスポンジを載せて組むことで、しっかりとプレッシャー(反発)がかかるコシのあるサスペンションに仕上げています。
- 車高:サイドから見たときに、シャーシフレームが地面に対して完全に「水平(フラット)」になる位置を基準としています。
ホーネット用 アルミクランプ式ホイールハブ
ランチボックスEVOが発売されたら、間違いなく真っ先に売り切れる人気パーツになると予想される注目ハブ。ホイールのガタを徹底的に抑え、足元の剛性を引き上げてくれます。ドレスアップ効果も非常に高いため、確実に入手しておきたいおすすめパーツです。
ステアリング・リンケージ関連
ハードターンバックルシャフト(3×50mm) & バギー用ロングアジャスター
ステアリングタイロッド(サーボからナックルを繋ぐロッド)に使用。ランチボックスEVOはここのリンケージ長が長いため、3×50mmのハードターンバックルを選択。そこにバギー用の少し長いアジャスターを組み合わせることで長さを確保しています。これにより、実走時の細かいトー角調整が格段にスムーズになります。
チタンターンバックルシャフト(3×35mm)
フロントのアッパーアーム(キャンバー調整用)に使用。軽量かつ非常に頑丈なチタン製にすることで、クラッシュ時の変形を防ぎつつ、ミリ単位での正確なキャンバー角調整が可能になります。
スチールピロボール
足回りのガタ(遊び)を徹底的に減らすため、ロッドエンドの樹脂パーツをすべて「強化アジャスター」に変更。これに合わせて、ピロボール側も精度と質感に優れる「スチール製ピロボール」へ交換し、ソリッドな操作感を実現しています。
ハイトルクサーボセイバー & アルミ段付ビス
クラッシュからサーボを保護しつつ、ステアリングの保持力を大幅に向上させる定番パーツ。サーボをシャーシにマウントする際は、緩みやガタつきを排除するためにアルミ製の段付ビスを使用して確実に固定しています。
実走で差がつく!ランチボックスEVO セッティングの秘訣
パーツを交換するだけでなく、以下の3つのポイントを路面やコースに合わせて微調整することで、劇的に走りが扱いやすくなります。
① リアダンパーエンドのスペーサー(ロール制御)
リアダンパーの取り付け根元部分にスペーサーを挟んでいくと、ダンパーに角度(ハの字)をつけることができます。ハイグリップ路面でリアがロールしすぎて不自然な挙動になる場合は、スペーサーを増やしてハの字にするとリヤが安定します。
逆にギャップの多い路面やローグリップ路面では、スペーサーを減らしてダンパーを立て、しなやかに動かすのがセオリーです。
② フロントナックルの下スペーサー(ハイサイド・転倒対策)
コーナー後半でマシンが耐えきれずにゴロゴロと転がってしまう(ハイサイドする)場合や、初期の曲がりが強すぎて操縦が難しいときは、ナックルのピロボールの下にスペーサーを挟みます。
これによりサスペンションが縮んだ際に「バンプアウト(タイヤが外を向く)」方向へ変化し、挙動がマイルドなアンダーステア特性になって扱いやすくなります。
③ トー角とキャンバー角のセッティング基準
- トー角:上から見てほんの少し前が開く「トーアウト」が基本。コーナー初期の頭の入りが良くなります。もし敏感すぎて直進安定性が悪いと感じたら、少しずつ内側へ戻します(ただし前閉じのトーインにはしないこと)。
- キャンバー角:フロントのみアッパーアームで調整可能です。まずは「ネガティブキャンバー2度(ハの字)」から始めるのが、運転が楽でおすすめ。切り返しをシャープにしたい、もっと曲げたいという場合は、キャンバーを起こしていく(垂直に近づける)と初期レスポンスが向上します。

















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