今更ながら攻殻機動隊は奥深い
「攻殻機動隊」の原作を読み直したでござるよ。
恥ずかしながら、内容をちゃんと理解しようと読んでみたことが無かった記憶を思い出したのでござる。
アニメ劇場版化やハリウッド映画化もされている名作にござる。
原点かつその原作ともいえるこの作品は、なんと!
1991年10月5日に初版発売と、約30年前の漫画にござる。
※2021年8月現在
さらに、このブログを書いている時に、4Kリマスターで再臨とのことでござる!
押井守監督作品『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が 観る者を新たな映画体験へ誘うハイクオリティな映像で スクリーンに再臨■『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』IMAX 公開日:2021年9月17日(金)[日米同時公開] 上映館:全国35館
原作者は士郎正宗殿という天才
何が天才かというと、30年前の発想と構想としては、詳細の設定含めてリアルすぎるということなのでござる。2020年になった今、それに近くなっているテクノロジーもあり今見ても古いと感じず、それゆえに理解が早いものあり、ある種の1990年当時からの予言書的な読み方もできる作品にござる。
同じ近未来をテーマにしている、だいたい同年代の漫画でいうと、そのころは日本はバブル経済で浮かれてて、米ソ冷戦時代まっただ中でという時代背景で生まれた核戦争後の世紀末的世界観をバックボーン…
北斗の拳の連載終了が1988年
AKIRAの連載終了が1990年
双方、ご存知の通り超名作にござるが、
この攻殻機動隊は、核戦争で荒廃した世紀末ものではないのがユニークなポイントにござる。
高密度で1回読んだだけでは、完全理解が不能
(少なくとも拙者は、初読は風味を味わっただけで閉じた)
原作は読み返す度に新たな発見があるという読み応え満点の漫画なのでござる。
理由は、コマの欄外に説明や注釈があるものの、リアルな専門用語と合わせて作品内専門用語とその緻密な設定が多く、深すぎてそれを画で理解や解釈するかしかない点などでござる。
とはいえ、サイバーパンクのイカした世界観に浸るだけで、満腹なのではござるが、軽く目を通しただけで、機械学習・集合知で進化していくAI(人工知能)やクラウドの概念や、
シンギュラリティ的にどこまでが人間(魂:ゴースト)でどこからかサイボーグ(義体:体)なのかの境界線や、広大なインターネットのサイバー空間とリアルな世界でハッカーのとバトル展開が複雑ではあるもののストーリー展開に組み込まれているのでござる。
例えば、分かりやすく有名なところでマトリックスなんかは完全にこの作品の影響を受けているといわれているでござるね。まさに近未来SFの金字塔にござる。
この作品をきちんと紹介するにはまだまだ拙者には知識と熟読と咀嚼が足らないので、これくらいにしておくでござるが、強引に理解する上で感じたイメージでいうと誰とでも共有できる超高性能スーパーハイエンドプロポが脳内に組み込まれている感じでござろうか?
いや、そのたとえよくわからんわ
知らない方で興味があれば、オタキングこと岡田斗司夫殿のこの動画見てみてはいかがでしょうか
原作のプロローグのわずか7ページを1時間かけて解説してくれているでござる。これを見るまでさらっと流して読んでいたが、表現されている真意を知るとかなり奥深いでござる。
ラジコンで光学迷彩「風」ボディを!
さて、前置きが随分長くなったでござるが、この作品の中に「熱光学迷彩2902」と言われるものが登場しているでござる。わかりやすく言うところのいわゆる「天狗の隠れ蓑」のござるが、
おそらく、世界で一番初め?に科学的の概念でエンターテイメントとして具体化構想されたのではないかと思う概念にござる。ちなみ「熱」とついているのは赤外線をも感知しないということでござるよ。
これ、ラジコンでやってみたいなぁという発想が・・・
もちろん、世界で研究中の技術なので、「風味」だけでも再現できないかと思考したでござる。
当然、そんな技術があれば、別のことをしているはずなので、ここで考えついたのものは全然機構は違い、見え方や見せ方によっては、それっぽくみえるんじゃないか・・・
その思い付きとは…
ボディを鏡張りにしてみる!?
おいおい、ただのマジックミラー号になるんじゃないか?という心配は振り払って、思い立ったが即実行のスピリッツにござる。
グラスホッパーのボディを鏡張りに
いけるのか?とは思いましたが、失敗してもそれはそれ!ということで
早速、ボディに張り付ける為のミラーをゲットしました。薄くて貼り付けようの接着剤がついているやつがありました。
光学迷彩風のボディーのシャーシとして選んだのは、タミヤから発売されている、グラスホッパー
理由は…
- ボディの形がシンプルでミラーを張りやすそう
- ボディのラインが直線的でミラーを加工しやすそう
- ボディがプラボディなのでミラーを貼り付けやすそう
の3点です。
早速、あったボディの塗装とデカールを剥がし、
下地に黒のスプレー、
メタルシルバーは鏡面使用にしにくい細かいところを極力それぽくするためにその上に、メタルシルバー
ボディの形に添って、ミラーシートを切り取ります。これが一番地味で苦労したところ。
ミラーシートをこんな感じに面単位で切り取り張り付けていきます。
できました!
こんな感じに!
周りが複雑な場所だと一目で鏡張りとわかってしまいますが、拡大してみると粗が目立つ・・・なんか一昔前のポリゴン的な見た目になりました。。。
されど、ナイストライ&ありがとうということで
背景がワンパターンな場所、広場、砂場、森、草原・・・
それっぽく見えるんじゃないかなぁ!?ということで、
こちらの動画をご覧ください。
いかがでしょうか?それっぽく見えてますでござりましょうか?